ここでは遠野なぎこの鑑定の様子です。
パート4です。
遠野なぎこ「さっき言えなかった言葉の暴力だけじゃなくて殴る暴力がすごかったんですね。」
木村藤子「当然です。」
木村は体の虐待はみえていたがつらい過去を思い出させないようにあえて具体的にいわなかったという。
遠野なぎこ「それも許してあげなきゃいけないんですか?」
木村藤子「本人が感情をセーブできない。だから仕方がなかったの。
(あなたを)可愛いと思っても家事、炊事をやってくれても、こみあげてくる感情を抑えられないから。
もう暴力。それこそひっくり返ったり叩くだけじゃない、蹴るだけじゃない、それこそ人に言いたくない行動みえているわけ。」
遠野なぎこ「その暴力は、なぜ(兄弟の中で)私だけにですか?」
木村藤子「(あなたが)素直だから。おそらくあなたは兄弟の中で長女だけじゃなく素直で一途で『なんでもやりなさい。』『はい。』って。まあ言い方悪いけど、ガンって神引っ張られてもしれでもやっぱりやる(親に従う)の。
要はあなたと(母親は)鏡だと思いなさい。
お母さんの裏の気持ち(本心)。怒ってどういう状態で『まあいいや。』しているのか?ケロッとしているのかそこを調べましょう。」
遠野なぎこ「はい。」
木村藤子「お母さん頭を抱えて怒って怒鳴って、いちおう心が落ち着くんですよね。
そうすると頭をこう抱えて頭を振り回して涙するんですよ。
お風呂場で涙流しながら、でも頑固で人に見せない人。
人並みのしっかりした愛情を持ってはいたけれど、(本当の愛情を)見せられない親。
相手(母親)にも事情があったっていうことを考えてみて。
子供は『自分の未来の心』を苦しめないために自分を親孝行する。
自分のために親孝行しなきゃいけない。
親孝行してみて?
『(母親が)嫌だ』と言っても、『あなたのこと嫌いよ。』とかいってもお母さん寂しがり屋だから。」
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遠野なぎこが気づくべきこと
母親は自分(遠野)を憎んでいたわけではない
自分の未来のため
母親を許すことが
人生を一歩前進させる
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鑑定を終えて
遠野なぎこ「人としての器が大きい方なんだなってすごく思いましたね。
私の周りにあまりはっきりものを教えてくださる方、大人の方がいらっしゃらないので、本当の大人なの方ってこういうかたなんだなって、お話して思いましたね。
すごく印象的だった言葉が母のために母を許すんじゃなくて、自分のために母を許すっていうお言葉が『ああそうなんだ』って気づきになりましたね。
そう思うとより素直に『あぁ。じゃあ許したい』と思える」
場面はスタジオにかわります。
徳光「いくらかお母さんとの確執は薄れましたか?」
遠野なぎこ「毎晩母を殺す夢を見ていたんですよ。
毎晩必ず刺したりとかいろんな方法で殺す夢を見ていたんです。うなされていたんです。でもその夢がちょっと少なくなりましたね。
毎晩ではなくなりました。」
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遠野なぎこのターニングポイント宣言
遠野なぎこ「正直、『いますぐ母を許します』というこは言えないですけれども、いつか過去とか虐待のことに振り回されずに自分の人生を生きてみたいと思います。」
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